ブログ

アカデミー賞の予想法=事業の分析法

2020/02/22

アメリカ映画界最大の祭典アカデミー賞

今年は韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が獲得し

日本でも話題になりました。

 

FM PORTで映画専門番組を担当していることもあり

この3年間、受賞式前に作品賞を予想し

毎年 的中しております。

 

今年もドキドキの予想ではありましたが

個人的にも一番お勧めだった映画が受賞し

さらにアジア圏でも初ということで例年以上に大喜びでした。

 

作品賞を予想するにあたり

過去10年の作品賞受賞作は全てチェックして近年の傾向を探り

毎年のノミネート作品は全て観賞します。

(日本未公開のものはどうしても見られませんが)

 

傾向を見た上で次に考えるのは

「誰が選んでいるのか?」ということ。

アカデミー賞は映画関係者 約8400人の会員の投票で決まります。

実はこの2年間で2000人も増えています。

(推薦がなければ入れないので誰もがなれるわけではありません)

この増えた2000人が投票にどう影響するかということを考えます。

 

さらに、投票者の構成

男女比、人種比、職業比(俳優、監督、プロデューサー、脚本家など)

職業比なら一番多いのは俳優。

アカデミー賞の前に俳優組合が選ぶ賞では何が受賞しているか

がポイントになったりします。

 

傾向と、選考者の構成・好み

そこから絞るのが私のアカデミー賞作品賞予想です

 

 

これって実は映画の話だけではありません。

どの会社も商品開発の過程で行うことですよね。

近年の売れ筋、業界の傾向、消費者(ユーザー)の好み。

分析したうえで、予想して、発売する。

当たり前のことなのです。

 

私はどちらかというと勢いで動いてしまう性格なのですが

好きな分野(たとえば映画や音楽、サラブレッド)の予想を通して

冷静に分析する練習をしています。

 

あなたも身近なもの、好きなもので「予想」と「分析」を楽しんでみませんか?

 

 

more