2022/05/18
団塊、新人類、バブル、就職氷河期、ゆとり、さとり、Z…
すべて「世代」につく言葉です。
社会に出ると、様々な世代と接する機会が増え、感覚や価値観のズレを感じることがあります。
それでも会社組織として、チームとして仕事をしていかなければいけません。
そんな時に必要なのは、やはり
相手の世代の価値観や考え方を「理解」しようとすること。
先日、その「理解」にぴったりの一冊を見つけました。
古内一絵さんの『21時の渋谷でーキネマトグラフィカ』
老舗映画会社を舞台に、
かつて社員だった人、いま社員だった人のそれぞれの世代の価値観がとてもよく描かれている小説です。
バブル世代(後期)の華やかな考え方、
就職氷河期世代の現実を冷静に見る力、
ゆとり世代の仕事観、
そこに子育てを機に退職した人、残った人
結婚した人、しない道を選んだ人
まさに多様な価値観・考え方が各章で垣間見えてきます。
この人はどうしてこうなんだろう?こういう考え方をするんだろう?
そう疑問に思っていたことが、この本を読んでストンと理解できた
そんな一冊でした。
著者の古内一絵さんの小説はこれまで何冊も読んでいますが
「多様性」や「様々な価値観」「少数派の考え方」等、いつも気づかされることが多いのです。
自分と違う世代の考え方を理解したい方へ
この本は特におすすめです。
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