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怒りの感情に触れた時、自らを支えるもの

2017/12/01

声を出すためになにげなく使っている「ノド」は
実は身体の中でも感情が出やすい部分であることをご存知ですか?

楽しい時、悲しい時、怒っている時、声を通してその感情が伝わります。
ちょっとした気持ちの変化で
ノドの状態は変わってしまうのです。
精神的ショックを受けた時に、喋れなくなるのもノドの影響にもよります。

だからこそ
声のコミュニケーションが重視される電話応対などは
精神面や意識のコントロールも必要になります。

先日、電話オペレーターの皆様を対象とした企業研修に伺いました。
電話応対の研修というと、よく質問されることの一つに
「怒って電話してくる人への対処は?」です。

実は、電話だからこそ怒りのエネルギーというのは直接伝わってしまうのですね。
そんなときに、必要なこと。
それは当たり前のことを冷静に行うということ。
怒ってきた人の電話には不安な気持ちで応じてしまうのが普通です。
怖いですよね、急に怒られたら。

そんな時に役に立つのが、完璧かつ丁寧な言葉遣い、
「恐れ入りますが」等のクッション言葉、正しい発声です。
普段から正しい言葉遣いや丁寧な言い回しを意識し、敬語も正しく自分のものにできていると
いざというときに、動じずにすみます。

今回の研修でも敬語のおさらいと正しい言葉遣い、
声のトーンや大きさ、明るさを決める表情の作り方、
さらに現場を意識したロールプレイングを行いました。
わかっているつもりでも、いざ実践してみると思うようにいきません。

繰り返しのロールプレイングで身につけて頂く目的もありました

いざという時に支えてくれるもの
それは普段から身に着けている基礎。
それが、自信につながり 怒りにも動じない心につながります。
これはどの分野にも言えることかもしれませんね。

SKY’s THE LIMIT JAPANでは
個人向けにも 喉の調子が悪い時の対処法や、
普段の生活で気を付けること、
喉の負担を和らげる発声法などもお伝えしています。

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