ブログ

マイクの使い方

2022/07/21

マイクを使って人前で話すとき

何か意識していることはありますか?

 

距離、角度など、自分の声をしっかりとマイクに乗せるために

工夫されている人は少ないのではないでしょうか?

 

私が毎年、司会やコディーネーターを務めさせていただく情報交換会では

参加者の1分PRタイムというものがあります。

近年はWebにUpする動画も合わせて撮影するため

スクリーンと共に画角に収めるための立ち位置マークを付けたり、

基準となるマイク音量、スピーカーとの距離など、事前にチェックさせていただくのですが

それでも、30人近くの参加者がそれぞれお話される際には「差」が出ます。

 

声量は個々に違うので、仕方ない部分はありますが

マイクの持ち方でカバーできることは多々あるので、

近くで拝見していて「あぁ、こうすればもっと届くのに・・・」とよく思います。

 

ワイヤレス、有線、ヘッドセット等マイクの種類によって使い方は分かれますが

基本的には、マイクと口との距離はこぶし1個分がベスト。

 

マイクを持つことで緊張されていたり、人前で話すことが苦手な方は

マイクを口から離しすぎてしまい声が拾えないことがほとんどです。

かといって音量を上げすぎてしまうとスピーカーの向きによってはハウリングを起こしてしまうので

フォローできないことも多々。

 

では、マイクを口に着けて話すくらいが良いのか、というと

今度は音が割れてしまったり、発音の癖(パ行やタ行などは特に)が目立ち

かえって聞きづらくなる場合もあります。

 

また、発声の癖をマイクの角度である程度カバーすることも重要になります。

カメラがある場合、マイクが顔映りを邪魔しないように

床に対して垂直に持つことが多くなりますが

声をマイクに拾わせたいなら、マイクを持つ手の手首を少し体の外側に向けて

音を拾う部分の中心を口に向けるようにするとかなり変わります。

 

ヘッドセットマイクやオンライン会議などのマイクで

声が聞きづらいと言われる場合も、実はマイクの使い方やつけ方で改善できることが多いのです。

もちろん、この場合は入力音量やマイクブーストの調整も効果があります。

 

マイク性能を活かすことで声の印象を変えることも可能なのです。

 

マイクを使って人前で話す、誰かと話す機会がある方へ

ヴォイストレーニングだけでなく、こういった道具の使い方に関するアドバイスも行っています。

お気軽にご相談下さい。