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飛び込み営業

2018/04/26

先日、事務所に飛び込み営業の男性がいらっしゃいました。
某大手銀行の子会社で、投資信託のご案内でした。
ビシッとスーツを着こなし、丁寧なあいさつ、用件を伝え、
断られてもよいように すぐに置いて行ける資料を準備。
感じの良い 飛び込み営業でした。

その彼の様子を見て、
自分が社会に出たばかりの頃のことを思い出しました

私が 新社会人として 入社した会社で配属されたのは法人営業課。
机上の研修期間が終わると 実地研修として命じられたのは
(東京)港区のある職種の事務所への飛び込み営業でした。
事務所一覧と地図を渡され、徹底的に回って数字を挙げる
という厳しい研修。

もともと人見知りせず、学生時代は接客系のバイトもしていたことから
最初の頃は、勇気をだして、ガンガン訪ねていました。
しかし 一週間もするとすぐに限界が・・・。
居留守を使われたり、
エントランスに出てきて頂いても、冷たい対応をされたり
時には、怒られたり
加えて、慣れないパンプスで歩き回る疲れ・・・
こらえきれずにビルの階段で泣いたこともありました。

そんな日が続いていたとき
帰りに乗った電車で、私を見た瞬間に席を譲ってくれたサラリーマンがいました。
乗った瞬間に席が空いていない様子にがっかりした私の顔を見たのでしょう。
さりげなく席を立って、譲ってくれた男性の、スマートさ・・・
今でも忘れられません。
そのスマートな優しさは、今でもすぐに思い出せるほど、私の心に染み渡りました。

今となっては飛び込み営業の経験は 宝物です。
どうやったら出てきてもらえるか、会えない時に どう足跡を残すか
3分で相手に興味を持ってもらえるにはどうするか
考えられるようになり、 社会の冷たさも温かさも感じられたからです。

新入社員のみなさん、入社一か月
どんなことを感じていますか? 思っていますか?
もしかしたら、自分にはこの仕事は向かないんじゃないか?
思っていた仕事と違った・・・
そう感じている人もいるかもしれませんね。

どんなことを思っていても
今の経験は 必ず役に立ちます。
仮に数年後に転職して他の企業に行くことになったとしても
社会人一年目の経験に叶うものは おそらく ありません。

将来がわからなくなったら
大切なものが、わからなくなったら
お気軽に 弊社の窓をたたいて下さい。
ビジョン設定で 前を向いて進んで行ける お手伝いも しています。