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見るか、見られるか ー緊張の克服法ー

2018/07/02

先日、初めてボイストレーニングにいらっしゃった方に

緊張の克服法を尋ねられました。

 

「この春から役職につき、人前で話す機会が増えたものの

緊張して思うように話せない、声も出づらくなる

信頼を得るためには、人前で緊張せずに話せるようになりたい」

 

その方は、そうおっしゃいました。

 

確かに緊張が喉を絞め、声を出づらくさせ

緊張が交感神経を優位にすると腹式呼吸も難しくなります。

緊張を克服することは よい声をつくるヒントです。

 

そして

”緊張しないためにはどうすればいいですか?”

というのは 実はよく尋ねられる質問です。

 

そんな時に私がお答えするのは

1.緊張は誰でもするもの

2.見られる意識より見る意識

特に2に関しては、効果があります。

なぜならば「見られている」と思うから緊張するのです。

(確かに、見られているのですが)

それ以上に、目の前にいる人たちを「見る」ことが大切。

聞いてくれている人は どんな人なのか?(年代・職種、男女比など)

何を聞きたいと思っているのか?

話のどの部分に反応してくれるのか?

自分が目の前を「見る」という意識を強く持つことで

見られている緊張感は軽減できます。

 

そして相手を見て話すことができれば

自然と伝わる話ができるようになるのです。

 

まずは見ることから。

 

先日 ヴォイストレーニングを受けて下さった方には

見ることと、緊張した時の腹式呼吸への転換法をお伝えしました。

 

人前で話す機会が増えた方、

ボイストレーニングはテクニックだけでなく心理面のお話もしております

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